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私学マネジメントニュース(メールマガジン)配信
私学経営もスピードが問われる時代。教育や学校経営に関する最新情報は常にチェックし、自校の経営に活かす必要があります。
そこで、本協会では会員校向けに隔週のメールマガジンを配信。中高大の入試動向や教育行政の動き、人気校の気になる取り組みなど旬の情報をタイムリーにご提供します。
「不都合な真実が隠されたままになっている」都立高入試、このままでいいの? 教師らが問いかける理由
記事リンク先(Yahoo!ニュース)男女別定員制により、女子受験生が不利になってしまう東京都立高校の入試の現状に、反対の声があがっている。5月末に立ち上がった、男女別定員制の撤廃などを求めるオンライン署名には、3万筆以上が集まった。教育関係者らでつくる「東京ジェンダー平等研究会」は8月5日、署名と要望書を東京都に提出した。賛同人の大学教授は提出後に都庁で会見し、「男女別の合格最低点が開示されておらず、“不都合な真実“が隠されたままになっている」と訴えた。(後略)
医学部入試で女子受験生や浪人生が不利に扱われていた問題が発覚したのが2018年のこと。今回は、東京都立高校入試においての男女別定員制の撤廃についての議論が再燃しています。
私学であれば、建学の精神や教育活動を鑑みて、男女別の定員を設定することがあっても、問題ないと思います。ただし、これまで以上に、受験生に納得感のある説明をすることが求められるようになっています。男女別の定員を設定してどのような教育を実現させたいのか伝えること、加えて、男女で入試時の合格最低点が異なる場合は、入試の情報として男女別の合格最低点を明示することは、必須になります。
共学校の場合、都立高校と同様に、男女別の合格最低点を設定すると、女子受験生の合格最低点が高くなる学校も多いです。点数差が大きい場合は、優秀な女子受験生を取り逃がしているということでもあります。男女別定員を実施することについて、確固たる理由がないのであれば、この機会に改めて、学校としての方針を再確認してもよいかもしれません。
コアネット教育総合研究所 原田祥子