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私学マネジメントニュース(メールマガジン)配信

私学経営もスピードが問われる時代。教育や学校経営に関する最新情報は常にチェックし、自校の経営に活かす必要があります。
そこで、本協会では会員校向けに隔週のメールマガジンを配信。中高大の入試動向や教育行政の動き、人気校の気になる取り組みなど旬の情報をタイムリーにご提供します。

メールニュースサンプル (2021.7.21 配信) 学校マネジメントQ&A

雑誌等の紙媒体へ出稿していましたが、WEBの広告媒体への出稿にシフトチェンジしようと思います。どのような事に気をつけたら良いですか?


  • スマートフォンの利用が増えており、紙の広告媒体よりWEBの広告媒体の方が、受験生保護者への広告効果が見込めるのではないか
  • 説明会の来場者アンケートに『WEBで○○を見て』とWEB広告の名前があったので、紙媒体よりWEB媒体の方が良いのではないか
  • 今まで紙媒体中心だったけれども、新しい募集広報の施策を試みるために、今までの広報予算の使い方を見直したい

様々な理由で、広報の手法を見直すきっかけが出てくると思います。
WEB広告媒体への出稿にシフトチェンジを検討する際に気を付けるべき4つのポイントをお伝え致します。

1つ目は、入試広報での広告出稿の理想は、全部をWEBに切り替えるのではなく、紙媒体との共用をやめないことです。
教科横断型で生徒が学習についての理解が深まるのと同じように、新聞・雑誌で見た事、WEBで見た事、テレビやラジオで見て聞いた事、記事を見た先生からの紹介など、複合的に受験生に記憶に刷り込まれていきます。特に、共学化する学校や、新しい取り組みを開始する学校は、認知度アップのために、あらゆる角度から、様々な媒体を利用したメディアミックスの手法でアピールすることをお薦めします。雑誌や新聞などの紙媒体の方が何度も読み返してもらいやすい特徴から、記憶の定着をしやすい媒体と考えられ、受験生が学校の事を覚えてくれるかもしれませんし、WEB広告を見た人がその記事が気に入ったら、学校のホームページへアクセスしてくれたり、自分のSNSでシェアをしてくれて情報を拡散してくれることもあるかもしれません。それぞれの媒体のメリットを考えると、どちらかだけに寄せてしまうのはもったいないと考えられますので、バッサリと紙媒体をやめるのではなく、予算をかける配分を見直すところから始めるのが良いでしょう。

2つ目は、学校のホームページの情報を整えることです。
紙媒体・WEB媒体のどちらに出稿したとしても、広告の情報から一番最初に受験生からのアクションが起こるのは、学校のホームページへのアクセスではないでしょうか。広告に出稿した内容が、学校のHPでも情報が掲載されているか、きちんと点検しましょう。極端な例ですが、学校説明会の日程の案内を広告に掲載しているのに、学校説明会の情報が更新されていない、申し込みフォームがどこにあるのか分からないなどは、受験生にマイナスの印象を与えてしまいます。進学実績について書かれた取材記事が掲載されたならば、学校のHPに進学実績の実際のデータが分かりやすく掲載されているというように、受験生や保護者が記事に関連した情報が一連の流れでキャッチできるという事が大切です。

3つ目は、学校のホームページの効果測定とSEO対策についてもしっかり行うことです。
広告を出稿した後など、学校のホームページに多くの閲覧者数が見込まれる時に、どれくらいの人数が学校のホームページに訪れているか、どんなページが良く見られているか、どんな媒体からアクセスされているのかをデータを取ってホームページの検証を行っていると思います。もし行っていなければ、ぜひ始めてみてください。どの媒体から学校のホームページに流入が見られるのか、受験生へのアンケート以外からもリサーチができます。測定に用いられるツールとして、グーグルアナリティクスが有名ですが、サーチコンソールというグーグルの無料のサービスをご存知でしょうか。サーチコンソールとは、どのような検索ワードでHPにたどりついたのか、外部からの流入の状況を確認するために利用されるツールですが、サーチコンソールを利用すると、実はSEO対策にも効果的で、学校のホームページ内の情報がグーグルにインデックスされて、検索エンジンにかかりやすくなります。検索エンジン経由で学校のホームページを見てもらえる可能性も高まるので、ホームページのアクセス数増加に向けて、サーチコンソールも設定をしていただくことをお薦めします。

最後の4つ目は、入試広報でお世話になっている協力会社との関係づくりをしっかり行うことです。
入試広報内容を見直す際に、入試広報業務でお世話になってきた協力会社と契約を打ち切る場面が出てくるかもしれません。 「学校の良さをアピールするにはどうしたら良いか」
「他にも効果的な掲載コーナーや見せ方はないか」
「特集ページに学校を取り上げてもらえないか編集部にかけあってみよう」
「耳寄りな情報があったら入試広報の先生へ提供しよう」
等、先生方が感じている以上に、営業担当者はずっと気にかけてくれてきたはずです。
契約期間の長短はあれ、少なくとも広告代理店の担当者も学校の応援団であったことは間違いないので、今まで学校の魅力を発信してくれてありがとうという気持ちを忘れずに、きちんと伝えましょう。そして、新しく取引を始める広告会社とは、新しい絆を築いていけるよう誠実に接していきましょう。学校の事を一番に思ってもらえるように、協力会社との関係作りもしっかり行っていきましょう。

弊社では、入試広報に関するお困りごとのご相談から、HP制作業務まで幅広く対応しております。ぜひお気軽にご相談ください。
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コアネット教育総合研究所 湯浅佳子