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新時代型カリキュラムデザイン研究会のご紹介

「新時代型カリキュラムデザイン研究会」は、次期学習指導要領を見据え、これからの時代にふさわしい学校カリキュラムの在り方を模索・創造し、私学から発信していくことを目的として、2024年4月に発足しました。関西圏において先進的な教育実践に挑戦されている6校の中学校・高等学校の先生方にお集まりいただき、特に教務を担当されている先生方を中心に、現場の視点をもとにした実践的かつ本質的な議論を重ねています。

第1期(2024年度)では、各校の独自の教育実践やカリキュラム上の工夫を持ち寄り、共有することから始まりました。学校ごとに異なる教育目標や環境、地域性を踏まえた柔軟な取り組みは、それぞれが大変示唆に富んでおり、参加者にとっても新たな気づきの連続でした。特に、今後の学習指導要領の改訂で焦点となるキーワード――「ウェルビーイング」「ラーニングコンパス」「教育DX」など――については、参加校の実践と照らしながら、意味を問い直すような深い議論が展開されました。現場で実際にカリキュラムを構築・運用されている先生方ならではの具体的な問いや課題提起も多く、毎回、熱量の高い対話が行われました。

2025年2月に開催された第1期の報告会では、各校から、これまでの成果と今後の課題についての報告がありました。特に、「カリキュラムの余白をどう活かすか」「教科と探究の接続をどう設計するか」といった問いは、子どもたちの主体性や社会的な実践力の育成に直結する重要なテーマとして、今後の方向性に大きな示唆を与えるものでした。

第2期(2025年度)からは、関西大学の岩崎千晶先生(教育工学)をアドバイザーに迎え、より具体的なカリキュラムモデルや指導案のアウトプットに向けた取り組みを進めていきます。本年度末にも報告会を予定しておりますので、新たな教育のかたちに関心のある先生方のご参加を心よりお待ちしております。

《研究会の様子》
研究会の様子 研究会の様子 研究会の様子 研究会の様子

新時代型カリキュラムデザイン研究会メンバー(第2期)

監修 岩崎千晶先生(関西大学 教育推進部 教授)
統括 松原和之(コアネット教育総合研究所 所長)
統括サポート 藤澤憲人(コアネット教育総合研究所 神戸研究室)
佐々木暢(コアネット教育総合研究所 神戸研究室)
参加校 追手門学院中・高等学校
大阪国際中学校高等学校
京都先端科学大学附属中学校・高等学校
三田学園中学校・高等学校
常翔学園中学校・高等学校
東山中学・高等学校
 
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